役に立つオモシロ医学論文

健康のための運動は夕方よりも朝がいい? 8.7万人の6年間追跡調査で明らかに

運動する時間帯が大事

 6年にわたる追跡調査の結果、心臓病の発症リスクは運動量のピークが「平均」の人と比べて、「早朝」の人で11%、「昼前」の人で16%、統計学的にも有意に低下しました。

 論文著者らは「朝に運動をすることは心臓病のリスク低下と関連しており、この結果は運動をする時間帯の重要性を強調するものである」と結論しています。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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