膵がんの注目治療「プレシジョンメディシン」 遺伝子変異を解析し薬を選択

早期発見のチャンスを逃さないことが大事(C)日刊ゲンダイ

 そして、それ以前に私たちが押さえておくべきことは、早期発見のチャンスを逃さないこと。

「1センチ以下で早期発見されれば、膵がんの予後はかなりいいのです」

 腹部エコーで「膵管拡張や嚢胞について指摘を受けた」「膵管内乳頭粘液性腫瘍が見つかった」という人は、膵がんリスクが高い。経過観察はマストだ。症状がないからといって放置すれば、万が一ということがある。心配な人は膵がんドックもある。

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