お腹の中に透析液を注入し、自分の腹膜を使って血液をきれいにする方法で、自宅や職場などでも自分で行うことができるのがメリットです。逆に自分で管理する負担は血液透析より大きくなります。日本でこの腹膜透析を選択している患者さんは、全透析患者の3%程度といわれています。
在宅で行えるというメリットがあるものの、日本ではこの方法を選択する患者さんは少ないんですね。ちなみに海外では、もっと多くの患者さんが腹膜透析を選択されています。
日本では「病院に任せたい」と考える患者さんが多いなどさまざまな原因が重なり、血液透析が多く選択されています。
次回も引き続き人工透析についてお話ししたいと思います。
健康長寿のカギは腎臓にあり