健康長寿のカギは腎臓にあり

血液透析は病院で週3回 患者同士の情報交換の場になることも

写真はイメージ(C)iStock

 しかし、現在では輸血を行わず、貧血を治療するホルモン薬などで対応できるようになりましたので、顔色が黒くなることはありません。

 血液透析は週3回病院に通うので、ほかの患者さんと顔なじみになり、自然とコミュニケーションが発生します。

 もちろん、透析にならないに越したことはありませんが、一方で励まし合ったり、情報交換をすることで、病気と闘う上での不安や孤独感が和らぐという側面があるのは事実です。

 これは患者さんの心にはとても大きなメリットとなると言えるかもしれません。

3 / 3 ページ

森維久郎

森維久郎

三重大学医学部卒業。日本腎臓学会専門医。2020年5月、腎臓内科、糖尿病内科、生活習慣病の診療に特化したクリニックを開院。腎臓について伝える情報サイト「腎臓内科ドットコム(https://jinzonaika.com/)」を監修。

関連記事