テレワークでリスク増…運動不足な30~40代は「変形性膝関節症」に要注意

変形性膝関節症はデスクワークの人に多くみられる

 筋力が衰えてしまうと、膝を支える筋肉をコントロールできなくなり、軟骨が削れやすくなる。膝に痛みがある人は、筋力を強くすると膝の安定性が高まり痛みが和らぐとのことから、症状を軽くするためにも運動習慣を身につけるといい。

「膝が痛いからといって安静にしていると、筋力はさらに衰えて萎縮し、関節は硬くなります。その結果、変形性膝関節症は進行し、痛みが増す悪循環に陥ります。痛みをコントロールしながら足を使い、膝関節に適度な負荷をかけて筋力をつけていくことが悪化させないために重要です。また、変形性膝関節症を発症している人は、一度自身のライフスタイルを振り返り、活動性の高い生活を普段から行っているか見直す必要があります」

 現在、日本における変形性膝関節症を患う人は2500万人以上、さらに痛みがある人は820万人いるとされている。健康寿命を延ばすためにも、早いうちから足の筋トレを始めることだ。

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