体を動かすことも慢性的な腰痛を軽減させる。1980年代以降、運動が痛みに与える効果を証明する研究成果が多く報告され、薬に頼らないで痛みを軽減できる方法として慢性疼痛診療ガイドラインでも強く推奨されている。
「翌日は疲れて動けなくなってしまうような、過剰なものは逆効果になる危険性があります。自分の能力に合ったレベルで、毎日行える運動を選んでください。報酬系の活性化にもつながります」
腰痛がひどいから安静に……は間違った考え方。最新の知識で腰痛対策を講じよう。
■新薬登場
侵害受容性疼痛に使われるNSAIDsで、新しいタイプの薬が登場している。それは「貼り薬」。飲み薬より薬効成分の血中濃度が安定しやすい。処方薬になる。