老親・家族 在宅での看取り方

在宅医療開始初日に…「長いお付き合いになると思っていたところでした」

写真はイメージ

「瞳孔散大、30秒に1回の呼吸です。あ、今呼吸が……」(訪看)

「向かいます!」(私)

 私は急ぎ自宅に到着し、死亡を確認しました。

「長いお付き合いになると思っていたところでした。先生にはありがとうございました」(妻)

 こういうときはいつも医師としてもう少し何かしてあげられなかったかなと振り返り考えてしまいます。答えはありませんが、考え続けることに意味があると思います。

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下山祐人

下山祐人

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

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