2019年、彼が東北地方の故郷で行った講演は「認知症の確実な予防法」「がんの発生とその予防」という演題でした。その時の彼の肩書は「カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部終身名誉教授」とありました。
この3年ほどは新型コロナの流行もあって、S君からの連絡が途絶えていました。医師になってからのほとんどをアメリカで活躍したS君、彼の遺骨は郷里のお墓に納まるといいます。ご冥福を祈るばかりです。
ニコニコして、姿勢よく、毅然としたS君の姿が目に浮かびます。元気でもう一度会えたら、私は彼に聞いてみたかったことがあります。エンゼルスの大谷翔平選手の活躍をどう見ていたのだろうか? やはり、天才と言ったであろうか?
がんと向き合い生きていく