その逆もしかりで、どんなにイケメンでも清潔感がなく、髪もボサボサだったら、イケメンという良いイメージよりも、不潔という良くないイメージが先行し、その人の全体的な評価まで変えてしまいます。
前者を「ポジティブハロー効果」と呼び、後者を「ネガティブハロー効果」と呼ぶのですが、良い部分を光らせられれば、“あばたもえくぼ”に映るでしょうし、悪い部分が目立つようであれば“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”となってしまいます。人に与える印象というのは、自分次第で変えられるということでしょう。
裏を返せば、私たちが誰かを評価したり、判断したりするとき、そうしたバイアスがかかっている可能性があるとも言えます。印象だけならまだしも、偏見や誤った評価につながるようなら大きな問題となります。
そのため、大事な判断を下すときは、複数人で決定したり、評価軸をいくつか用意したりすることも大切です。実際、そうした間違いが起こらないように、面接などの状況では複数の視点や情報を考慮し、客観的な視点を持つようにしているのです。
科学が証明!ストレス解消法