心理学者であるシガールとランディは、次のような実験(1973年)を行っています。被験者グループに、カップルのように振る舞う男女2人を見てもらい、その際、ナチュラルで容姿端麗な女性と一緒にいるパターンと、奇抜なウィッグを着けるなど変わった風貌の女性と一緒にいるパターンを比較しました。
そして、男性にどのような印象を持ったのか、被験者に回答してもらいました。
結果は、みなさんの想像通りです。容姿端麗な女性といるときの方が男性のイメージは総じて高く、シガールたちは「美しい女性と付き合っているのだから男性の方も女性に釣り合う魅力を持っているに違いない──と判断してしまったためである」と説明しています。
ハローとは「後光が差す」という言葉の後光を意味します。後光が差すことで、私たちは勝手なイメージや印象を持ち、時に誤った判断をしてしまうのです。
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