今年の「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という世界的医学誌に掲載された論文によると、第1相の臨床試験の結果として、この薬を1回皮下注射するだけで半年間良好な血圧コントロールが持続する、という効果が確認されました。これはまだ初期の臨床試験なので、すぐに使用可能な薬ではありませんが、近い将来、高血圧は半年に1回の治療で済むようになるかもしれません。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。