科学が証明!ストレス解消法

子どもがSNSで悪い噂の対象になっていたら親はどうすべきか

写真はイメージ

 子どもにとって、親とは信頼される存在でなければいけません。あなたは何としても子どもの味方になる。周りがどう言おうと、自分が信頼している人(親)が信じてくれているという事実は、勇気を与えます。

 バイアスはまるでフィルターのように働き、都合のよいことだけをチョイスするようになります。いわば目の前を霧が覆っているような状況です。子どももどうしていいかわからなくなっている。

 だったら、そのバイアスを上書きするような助言やサポートをしてみてはいかがでしょうか。上書きされれば、子どもはその方に向かって、都合よく考えられるようになります。同じ方向ばかり見てしまうから悪循環してしまう。子どもが別の方を向けるようなアドバイスやサポートを心がけること。それこそが、悪い噂に惑わされない子どもの成長につながるはずです。


◆本コラム待望の書籍化!

『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

3 / 3 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事