科学が証明!ストレス解消法

子どもがSNSで悪い噂の対象になっていたら親はどうすべきか

写真はイメージ

「あの子、〇〇したらしいよ」「こういうこと言ってたんだって」──こうした噂は大人同士でも飛び交いますが、子どもも同様でしょう。子どもたちの間でもいろいろな噂が飛び交っているわけです。小学生でもスマホを所有する時代、そうした噂はメッセージアプリやSNSを通じて、大人たちの目が届かないところで取り交わされている可能性もあります。

 もし、自分の子どもがそうした噂の的になっているとしたら、親としてどのような対応をするべきでしょうか?

 噂の発生のメカニズムには少なくとも2つの心理学的な現象が含まれています。

 1つは「確証バイアス」。確証バイアスというのは、人は「自分の意見や価値観に都合のよい情報しか見ない」という歪んだものの見方です。人間は、自分にとって都合のよい情報を信じようとしますが、これは確証バイアスによるものです。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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