また、米ニュージャージー州ラトガース大学の研究(18年)では、「教室にスマホやノートパソコンがあると、全体の成績を下げる可能性がある」と指摘しています。118人の学生を対象にテストを受けてもらったのですが、その際、半数にはスマホやノートパソコン、タブレットなどの機器の使用を認め、残りの半数は禁止にしてテストを受けてもらったそうです(許可されたときのみスマホやノートパソコンを使用できるという条件下)。ふたを開けると、デバイスを使用していない学生であっても期末試験の成績が平均で5%低下していたというから驚きでしょう。
「スマホが目に入る」だけで脳のリソースは奪われていく。しかも、教室のような同じ空間内にあるだけで影響が生じる──。私たちの脳にはスマホがなくてはならないものだと刷り込まれています。だからこそ、集中したいときや頭を休めたいときは、スマホを手の届かない見えない場所に置くようにしましょう。
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