アロエは「医者いらず」と言われ、食べたり塗ったりで用いられる民間療法に使われてきた植物です。その名前はアラビア語で「苦い」を意味し、原産地はアフリカやアラビア、地中海地方とされます。あのクレオパトラやアレキサンダー、ファラオもアロエを使用し、健康と美肌を保っていたそう。
日本では3種類が有名です。「木立」を意味するところから名付けられたとされるキダチアロエは食用として利用されることが多く、アロインという成分が便秘に良いとされています。
また、アロエベラはアメリカやメキシコで多く栽培され、海外ではアロエというとアロエベラのことを指すそうです。ヨーグルトやドリンク剤などの健康食品に多く利用されるほか、肌の潤いを保つ働きや肌を引き締める効果を期待されて、化粧品などにも使われています。
南アフリカのケープ地方原産のケープアロエは明治13年に健胃や瀉下(下剤)の効能を発揮する医薬品として日本薬局方に規定されて以来、現在も収載されているものです。
時間栄養学と旬の食材