そんなアロエに含まれる200種類近い有効成分は、互いに連携して正常な免疫状態に整える作用があります。これを「シンフォニー・オーケストラ効果」と呼びます。ゼリー質に含まれる多糖体を主成分とし健胃作用を持つアロエエモジン、殺菌作用を持つアロエチン、善玉菌と悪玉菌のバランスを整え肌荒れや老化を防ぐ作用を持つアロイン、抗腫瘍性の働きを持つアロミチンやアロエウルシン。また、ビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル類なども含まれているのです!
口が開かなくなる症状を引き起こす口腔粘膜下線維症(OSMF)患者にアロエベラを飲ませると、ほてりが減少し、口の開き方も改善した報告があります。また、動物実験にはなりますが、他の傷薬と比較し、アロエベラ塗布群のほうが治癒効果が高いこともわかっています。
さらには、アロエから抽出したエキスを肌に塗ると、肌のコラーゲン量が増え、経口摂取しても効果が得られることが確認されたとの報告もあります。
人の体は寝ている間に成長ホルモンが分泌され、皮膚や筋肉などの組織がつくられることがわかっているので、ぜひ夜の時間帯に食べるのがおすすめです。
時間栄養学と旬の食材