低血糖を何度も起こさないことが肝要ですが、厄介なことに、低血糖は繰り返すと体が低血糖に慣れ、症状を自覚しづらくなり(無自覚低血糖)、対応が遅れがちになってしまいます。特に高齢者は無自覚低血糖を起こしやすく、突然昏睡に至ることもあります。また、睡眠中に低血糖を起こしていることもあります。
認知症対策のためにも低血糖には十分に注意をしていただきたい。次回も低血糖の話を続けたいと思います。
■夜間低血糖の症状(糖尿病の家族にこんな 症状が見られたら要注意)
・寝汗をかいてうなされている
・攻撃的な言動がある
・目覚めて、動悸や悪寒を訴える
・朝起きた時、頭痛を訴える・朝、血糖値が高い
第一人者が教える 認知症のすべて