【酸味】唾液などの体液の分泌を促し、口や咽喉の渇きを改善したり、汗かき・慢性下痢・頻尿や夜尿症など体液が漏れる症状に働きかけたりします。食べ物としては梅干しや、また下痢止め剤として青梅を干してから黒く燻製した「烏梅」を用いた烏梅湯などが知られています。
【苦味】解熱や解毒作用があり、できものや便秘や湿疹などに用いられます。苦味の強い夏野菜であるゴーヤーが有名ですが、中でもタンポポなどはできものやニキビなどの対処に用いられています。
【甘味】甘味には、気を補う作用、胃腸を調和し痛みをやわらげる作用があり、疲れている時や胃腸の不調がある時におすすめ。軽い胃痛や腹痛にも用いられています。食べ物としては蜂蜜、ナツメなどがあります。
【辛味】体を温め気の巡りと血の巡りをよくする働きがあり、風邪の時や冷え症、ストレスや血行不良に用いられます。食べ物としてはショウガ、ネギ、辛味大根などがあります。
東洋医学を正しく知って不調改善