一方で、男性、妻、産業医、上司、人事担当者、主治医で、男性のこれまでの経験が生かせる形で仕事の継続ができるよう、今後の対応を相談。通勤や業務遂行に影響を及ぼし得る症状や薬の副作用、業務の内容で職場で配慮した方がいいこと、今後の治療予定などの情報のやりとりをし、勤務先側が両立支援プランを作成しました。従来の人間関係の範囲でできる仕事の検討、定期的な面談による必要なプランの見直し、仕事の継続が困難となった場合の対応についても、話し合いをしていくこととなったのです。
若年性アルツハイマー病が疑われる際、前回のこの欄でも触れましたが、他の病気と判断が難しいケースも多々あります。特に、うつ病との区別がつきにくいともいわれています。
若年性アルツハイマー病とうつ病の違いとしては、まず物忘れに対する認識や深刻さが挙げられます。
第一人者が教える 認知症のすべて