正月に食中毒を起こさない! 「日本食中毒防止協会」専務理事が指摘する対策3原則

お正月にはやっぱりお重のお節料理

「じつは、カンピロバクター菌の食中毒の大半は飲食店で起こっています。2019年の調査では、飲食店での発生率が約85%でした」

 スーパーで買ってきた鶏肉を生で食べる人はいないだろう。しかし飲食店だったら? 「朝締めで鮮度抜群」のうたい文句で鳥刺しが出ていたら、注文しないだろうか? 

「スーパーの鶏肉も飲食店の鶏肉もカンピロバクター菌の汚染率は同じ。むしろ『朝締め』はカンピロバクター菌が元気でより危険と言えます」

 要は、「飲食店だから安心」とやみくもに思い込まないこと。食中毒の正しい知識を持って、2024年も食べることを楽しもう。

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