科学が証明!ストレス解消法

「睡眠不足」は人の魅力を減少させる…寝不足の顔はバレる

きっちり睡眠をとった人ほど魅力的に映る

 ちなみに、「寝だめ」をすればいいと考える人もいるかもしれませんが、日常的な睡眠時間の確保が重要であり、週末の寝だめで睡眠不足を解消することは難しいとされています。

 日本は、どういうわけか「私は3時間しか寝てない」という具合に、寝てないアピールや、忙しいことを誇らしげに吹聴する風潮があります。しかし、アメリカ社会などでは、きちんと睡眠を確保できないことは自己管理ができていない証左ととらえられ、“デキない人”扱いされてしまいます。

 自分が朝型、夜型、中間型、いずれのタイプかを把握しておくことも大事でしょう。いくら睡眠をとっても、朝型人間が夜型になるような睡眠の確保は、あまりよくはありません。「ソーシャル・ジェットラグ(時差ぼけ)」といって、無理に調節すると体調を崩してしまうケースもあります。自分の睡眠ルールを守った上で、しっかり睡眠を確保する。人に与える印象も変わってきますよ。

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堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円) 

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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