「ただし、これは肝臓の線維化の重症度を評価するためのツールではあるものの、診断ツールではありません。ですからこのツールで③だったとしても、病気であるとは診断できません。他の検査と合わせることで自分自身の肝臓の現在の状態を知ることが大切なのです」
NAFLであれNASHであれ、治療法は同じ。肥満の人はまず体重を5~10%減量すること。
「そのためには間食を減らし、定時によく噛んで15分以上かけて食事をして、過度に糖質を取りすぎないことが大切です。もちろん適切な運動も必要です」
元気で長生きするには、沈黙の臓器といわれる肝臓の悲鳴に耳を傾けることが必要だ。あなたも直近の健康診断の数値などを使ってFIB-4 indexを調べてみてはどうだろう。