もちろん、化学放射線療法にも、放射線で食道粘膜が荒れて食事がつらくなったり、抗がん剤で髪の毛が抜けたりする副作用のほか、骨髄への影響もあります。しかし、たとえば食道粘膜の影響については一時的に胃ろうを設置して回避することができます。あくまでも一時的ですから、声を失うほどのリスクとはいえないでしょう。
ですから、見栄晴さんの治療選択は理想的なものだといえるでしょう。手術は再発時でよいと思います。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵