科学が証明!ストレス解消法

モチベーションには「内的報酬」と「ホワイトエンジン」が大事

意思決定が自分に委ねられていることが大切

 人のモチベーションには、2種類あるといわれています。

 ひとつは、「〇〇に言われたからやってみる」「がんばらないと家族を養えない」といった、恐れやプレッシャーによる動機を起因とした「ブラックエンジン」と呼ばれるモチベーションです。そして、もうひとつが、「自分のためにやってみよう」「家族を幸せにするためにがんばろう」といった、プラスの動機を起因とした「ホワイトエンジン」と呼ばれるモチベーションです。どちらも同じシチュエーションです。しかし、動機の支点をどこに置くかで、ブラックエンジンにもホワイトエンジンにもなりえます。

 あなたが何かを始めようとするとき、外的報酬に惑わされないこと。そして、ホワイトエンジンを回すことを心がけてください。

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『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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