科学が証明!ストレス解消法

「八方美人」でいい…人間は生活の中で自由にモードを変える

八方美人でいい

「自分は〇〇なタイプ」と思い込んでいる人は、行動範囲が限定的になっているのかもしれません。また、「私って○○な人だから」といった決めつけは、自分自身の可能性を制限してしまいかねません。

 あなたが、「飲み会は苦手だ」と思っていたとしましょう。しかし、参加してみると、他者は「ものすごく気配りができるスマートな人」と感じたらどうでしょうか? 二人称的性格が、他者からとても好評を得るのなら、一人称的性格の中だけにとどまっているのはもったいない。

 新しい人と会うこと、新しい環境に身を置くことは、新しい自分(のモード)を見つけるチャンスでもあります。

 人は、相手との関係性や状況によってコロコロと性格を変えていく。新しい出会いは、新しい自分の扉を開く可能性を持っているということを忘れずに。

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『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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