医者も知らない医学の新常識

糖尿病の薬を使っていると飲酒検査が陽性になる?

糖尿病治療薬の使用で呼気検査でもアルコール陽性になることも…

 これはアメリカの尿検査でのケースで、日本では専ら呼気検査が行われています。しかし日本での症例報告でも、同じタイプの糖尿病治療薬を使用しているタクシー運転手が、お酒を飲んでいないのに検知器による呼気検査で陽性となった事例が発表されています。

 飲んでいる薬によっては、アルコール検知器の検査が間違えるケースもあるので、特に糖尿病の患者さんでは注意が必要であるようです。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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