介護の不安は解消できる

認知症に備え「エンディングノート」に記入しておくべき内容は?

ファイナンシャルプランナーの山田静江氏(提供写真)

 エンディングノートに必ず記入してほしい情報は、①「人」②「物」③「金」④「健康情報」の4つです。

 ①「人」は、いざとなったときに連絡してもらいたい親族や友人、知人の名簿です。電話番号やメールだけでなく、関係や、できれば住所も書いておきましょう。②「物」は、所有している不動産などの資産です。国が行った調査によると、全国の65歳以上の男女のうち、マイホームを持つ割合はおよそ9割と報告されています。投資目的でマンションやアパートを所有している人も多いでしょうから、場所と名義は必ず明記してください。

 ③「金」は、預貯金や株式、投資信託といった金融資産のことです。借金やローンも相続遺産になるので、亡くなった後にトラブルにならないよう記入しておきましょう。④「健康情報」は病歴や手術歴、服薬中の薬などの情報を書きます。認知症を発症すると過去の詳しい既往歴について思い出せず、他の病気を併発しても適切な治療を受けられない可能性があります。かかりつけ医やかかりつけ薬局などの情報も重要です。

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