医療数字のカラクリ

ステージⅢの進行胃がんの告知と85歳の誕生日

 多くの人は85歳の誕生日をお祝いしたりするわけですが、進行胃がんを宣告されてそれを祝う人はいないでしょう。しかし平均余命で見ると、85歳の誕生日と進行胃がんの宣告はとてもよく似ているのです。進行がんの宣告を受けた人も、遠隔転移がないのであれば、それは85歳の誕生日を迎えたくらいのことなのです。そう考えると、進行がんとの付き合い方も少し変わるのではないでしょうか。

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名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。7月末に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)を出すなど著書多数。