一方、致死的な心筋梗塞は100から94に少し減ったものの、致死的な脳卒中については100から117に増えるという結果でした。
つまり、減るような、増えるようなというあいまいな結果で、少なくとも明確に減るということは、ここでも示されなかったわけです。
1998年にUKPDS33が発表されて、厳しい血糖コントロールが合併症を予防することが明らかにされた、というのですが、実際は目や腎臓の合併症が30%ほど減るということが示されただけで、心筋梗塞や脳卒中の予防効果はいまだ不明のままだったのです。
医療数字のカラクリ