アメリカでは、いわゆる「かかりつけ医」でも予約が普通で、診察してもらえるのは平均3週間後。ですから、風邪をひいた場合などは近くの病院の救急に行くことになります。しかし、今度は重病人が優先の救急治療室ですから、風邪くらいだと3~4時間は待たされるのです。
結局、医者にかかろうと思ったら、長い待ち時間を覚悟しなければなりません。こうしたシステムの不備の間をついたのが、アプリによる往診なのです。待ち時間はほかのことができるのも好評です。
オバマケアで保険加入者が激増、患者の数も増えているアメリカで、新たな医療サービスとしてますます注目されそうです。
▽シェリーめぐみ ジャーナリスト、テレビ・ラジオディレクター。横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。
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