後悔しない選択は? 医者は「がん治療」をこう選んでいる

2人に1人が発症する時代/(C)日刊ゲンダイ

 がんは保険がきかない治療も多いが、高額で続けられないものには手を出してはいけない。

「また、代替・伝統療法は西洋近代医学とうまく組み合わせてこそ価値があるのですが、代替・伝統医療だけで『絶対に治る』とうたったり、ほかの治療法を否定するうさんくさい医師も残念ながらいる。注意が必要です」

(4)経験者の話をうのみにしない

「『○○さんはこれでがんが治ったから』と信じ込み、○○さんが受けたがん治療を無条件で支持する患者さんも少なくありません。しかし、それが自分に合った治療法とは限りません」

 “勉強不足”の患者も多いと、川嶋教授は指摘する。自分の治療を選べるのは自分しかいない。肝に銘じるべきだ。

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