医師は見極めて 安心な「胃カメラ検査」に4つのポイント

技術不足で未熟な医師はたくさんいる(提供写真)

 それだけ、大腸内視鏡は胃カメラよりも高度なスキルが求められる。患者を苦しめずに大腸内視鏡を行える医師なら、胃カメラも正確に扱えると判断できるのだ。

 ヘリコバクター・ピロリ菌に関する知識がある医師かどうかも大きな判断材料になる。

「胃や食道疾患についての治療方針は、ピロリ菌の知識が欠かせません。ピロリ菌の感染があるかどうかという視点で検査をしていない医師は、重大な見落としをするリスクがあります。当院でも、専門医以外がやった胃カメラで異常なしと診断されても症状が治まらず、検査を受け直しにくるケースがたくさんあります。一目見ただけで進行胃がんとわかる病変を『心配ない』と数年も見逃され続け、結局、胃を全摘せざるを得なかった患者さんもいます」

 前述した「消化器病学会専門医」や「日本ヘリコバクター学会認定ピロリ菌感染症認定医」などの資格を持っている医師を探したい。

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