その後、コースターの最前列、最後部など場所を変えながら繰り返し乗ること60回。歯も骨もガクガクになりながら集めたデータによれば、最前部に乗った場合、結石が排出された確率は17%、最後部は64%と最後部の方が高く、また最後部では腎臓の上部にあった結石は100%出たこともわかりました。
研究グループは、「一人一人の結石は大きさも状態も違うため、全員にお勧めはできない」と断りつつも、この話題が「結石予防」への警鐘になって欲しいと願っています。
というのも、大きくなってしまった結石は手術で取り出すしかなく、激痛を伴います。しかし、小さいうちなら自然に出すことができる。このことを知って欲しいと研究グループはコメントしています。
今後は、ほかのコースターでも実験を繰り返し、実際の治療に役立つデータを集めるそうです。
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