糖尿病予備群は要注意…正月の血糖値コントロール術

おせち料理の味付けは濃く、糖質や塩分の取り過ぎも(C)日刊ゲンダイ

 ミカンの袋やスジにもコレステロール値や血圧の上昇、中性脂肪を抑える働きがある。袋ごと食べるといいという。

「Sサイズのミカンなら小さいので、つい房全体を袋ごと食べることになるのでおススメです」

 お正月にはお酒は欠かせない。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は糖質ゼロで良いとされるが、問題はおつまみ。ここでも糖質のことをアレコレ考えていたら、せっかくのお正月気分が台無しだ。

「ならば、切り干し大根をつまみ代わりにしてはどうでしょう。食物繊維が豊富なので、ほかにおつまみを食べても腸の吸収を穏やかにするので、血糖値コントロールに役立ちます」

 ちなみに、干し柿はアルコールの分解やそれによってできたアセトアルデヒドを体外に排出する働きがある。お酒と一緒に取ると二日酔いになりにくい。なお、正月だからといって家に引きこもる必要はない。初詣や七福神巡り、親戚などの挨拶回り、初買いなどで外に出て、体を動かすことも忘れてはいけない。

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