なお、市販薬は刺激性下剤が多いため、服用時は確認を。
④難治例に「バイオフィードバック療法」
機能・構造異常の最も多い原因が、いきんだ時に骨盤底筋がうまく緩まず、逆に締めてしまう骨盤底筋協調運動障害だ。この場合、肛門筋電計やバルーンを用いて肛門の弛緩状態を身に付ける「バイオフィードバック療法」がある。
「便を出やすくする前傾姿勢や有効な腹圧上昇法も同時に指導し、成功率は約70%です」
⑤タイプを知ることが便秘治療の第一歩
便秘がなかなか良くならない人は、便秘治療を積極的に行う医療機関で、②で述べたタイプを知るべき。見当違いの対策を講じているかもしれないからだ。