薄毛が気になる…気をつけるべきは「血糖コントロール」

糖尿病患者の3人に1人は皮膚トラブルを抱えるという(C)日刊ゲンダイ

「帯状疱疹の好発部位は肋間神経や顔面の三叉神経ですが、全身の知覚神経に起こることがわかっています。そのため頭皮に出ることもあります。体の片側に出ることが多く、50歳から増え始め60~70歳代でピークになりますが、過労やストレスにより若い人に発症することもあります」

 厄介なのは、どちらの頭のかゆみも、カビやウイルスが原因なので普通に頭を洗っても治まらないこと。

「かゆみがあり、かくとフケが出るので、抗真菌剤入りの薬用シャンプーを使って熱心に洗髪する人がいますが逆効果になることも。皮脂が取れて頭部が乾燥し、かゆみを増すことがあるのです」

 こういう人はまずは原因疾患を治さなければかゆみは取れないし、大前提として血糖値をコントロールしなければならない。解決するには下手に自己判断せずに、まずは糖尿病専門医か皮膚科の医師に相談することだ。

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