高齢者のふらつきや気分の悪さは「急性腎障害」を疑う

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 術後には腎臓に負担のかかる薬の投与が必要になるケースが珍しくない。しかし早く急性腎障害がわかれば、負担が少ない薬を検討できる。

 次に、脱水症状がきっかけになる急性腎障害に対しては、自覚症状があればすぐに病院へ行くしか手がない。糖尿病、高血圧、慢性腎臓病など急性腎障害のリスク要因を抱える高齢者は、「ふらつく」「気分が悪い」「尿量が少ない」など、いつもと違う体調の悪さを見逃さないようにしなければならない。

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