独白 愉快な“病人”たち

元Sスケート岡崎朋美さんは椎間板ヘルニア手術で体重8㎏増

岡崎朋美さん(C)日刊ゲンダイ

 手術の傷口は5センチぐらい。椎間板の出っ張っている部分だけつまんで抜き取ったような感じです。術後、見せてもらったら、なんだか鶏のささみを少しほぐしたみたいなものでしたよ(笑い)。

 術後3日間は熱が出て、痛みもありましたが、1週間もすると普通に歩けて階段の上り下りもできました。すでにだいぶ動けそうでしたが、「今まで練習漬けの人生だったからここは思い切り休もう」と決めて、1カ月間はベッドの上にいました。でも少し楽しみ過ぎちゃいまして、かなり太ったんです(笑い)。

 内臓は健康なので、栄養満点の食事はもちろん、お見舞いで頂くようかんなどももれなく一人で食べていました。個室なので誰にお裾分けすることもなくね。その結果、1カ月で8キロ太って、二重まぶたが一重になるくらい別人になりました(笑い)。

 すぐに痩せられると思っていたのですが、退院後しばらくは振動系の運動はNGと言われ、走ったりできないんです。仕方なくエアロバイクを中心に元の体重60キロを目標にダイエットしました。でも、スムーズに痩せられたのは63キロまで。あと3キロがなかなか落ちない。そこからは栄養士さんに相談して飲食の制限や脂肪燃焼サプリを飲んだり、いいと思うあらゆることをやったりして、なんとか目標を達成しました。手術よりそっちの方が何倍もつらくて大変でしたよ(笑い)。

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