では、なぜデーリーフリーなのか?
やはり健康が最大の理由です。もともとはスポーツクラブなどでボディービルダーたちが大量のプロテイン(タンパク質)を取るために大量のミルクを飲んでいた。しかし、お腹を壊すなど問題が出てきたために、デーリーフリーに切り替えるようになったのが最初といわれています。やがて、乳製品に含まれる脂肪と肥満との関係が発表されたり、人口の10~15%が「乳糖不耐性(乳糖や牛乳を摂取すると消化不良症状を起こす)」との情報が広がったことで、切り替える人が増えてきました。
とはいえ、ほとんどの人は「飲むのはアーモンドミルク、でもチーズは従来の乳製品」といったふうに組み合わせていて、デーリーフリーが完全に乳製品に取って代わるわけではなさそうです。
アメリカ人がより健康になるための選択肢のひとつとして、またトレンドとして楽しんでいるといった方がいいかもしれません。
ニューヨークからお届けします。