生活と健康 数字は語る

リスクも薬の効果も予測不可能 血圧に正しい値なんてない

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 そのため国民健康・栄養調査でも、血圧の測定方法は一定の配慮がなされ、測定前の運動、食事、たばこ、寒冷暴露など、血圧測定値に影響があると考えられる条件を避け、あらかじめ排尿させ、測定前5分以上の心身の安静をとった後に背もたれのある椅子で測定、となっています。

 血圧測定の曖昧さをできるだけ避けるためには、少なくともここに挙げたような方法で血圧を測る必要があるのです。
次回からはその曖昧な部分について、できるだけわかりやすく、データを示しながら説明していきたいと思っています。

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名郷直樹

名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)、「逆説の長寿力21ヵ条 ―幸せな最期の迎え方」(さくら舎)ほか。

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