愉快な“病人”たち

元祖“ムキムキマン”対馬誠二さんはスキルス性胃がんを克服

対馬誠二さん(C)日刊ゲンダイ

「対馬さん、これはスキルスです」

 そう医師から言われたとき、自分でも不思議なくらい冷静でした。「ああ、そうなんだ」って感じです。

 手術をしたのは6年前になります。その半年ぐらい前に友人の勧めで胃の内視鏡検査を受けてみたら「再検査を受けたほうがいい」と言われてしまって、ちょっと困ったんです。

 実は、長年の主治医に内緒で受けた検査だったので、報告しづらくて……。何を隠そう私は健康自慢で、まめに検査を受けていたんです。現に68歳のそのときまで、病気らしい病気は一切ありませんでした。

 再検査を勧められた話を主治医にすると、初めは「そんなもの、しなくていい」と言っていたものの、結局、虎の門病院を紹介してくれて再検査を受けることになりました。細胞を取って調べる検査でしたが、1カ所だけではなく何カ所も採取するので、「あれ?」と思いました。「これは何か引っかかったな」と直感したんです。

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