「症状もないのに胃カメラなどの検査には踏み切れないと思いますが、この検査なら簡便にできます。自分の家系にがんが多いなど、気になる人はもちろん、小さいお子さんも含めて、誰もが受ける検査になってほしい。30%程度という、先進国の中でも低い日本のがん検診率を高めるのが目標です」(三沢氏)
現在、線虫の動きを解析する機械も開発中。検査料も取引先と相談中だが、なるべく安価になるよう、全力で調整している。
(フリージャーナリスト・里中高志)
一滴からのがん検診