病み患いのモトを断つ

数字で読み解く熱中症対策のヒント 肌着の着方も要工夫

熱中症は炎天下だけでない。梅雨時の今から要注意(C)日刊ゲンダイ

「機能性肌着はピタッとしたサイズを選び、その上からゆとりのあるワイシャツを着るのが一番涼しい」

 ワイシャツのすそをズボンから出すのは難しいが、例えば、ポロシャツなどは出した方がいい。首元のボタンを外し、すそを外に出せば、煙突効果で風が抜ける。機能性肌着の効果も加味すれば、より快適だ。

「汗は、蒸発するときに熱を奪って体を冷やしますが、だらだら流れ落ちるような汗は、体温調節と関係がありません。そこで、機能性肌着をピタッと着ることで、繊維と繊維の間に汗を吸い取って、素早く蒸発させるため、体温が上がりにくいのです」

 肌着ナシのすけすけシャツは、身だしなみのマナーで論外だ。

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