働くのは認知症患者 カフェレストランとパン工場を訪ねて

レストラン店内(提供写真)

「10人ほどの認証症の方にNPO法人のスタッフやボランティアの方ら3人ほどがついて、作業を進めています。仕事は各人の技量に応じて、包丁を使う人、油ものを担当する人、皿を洗う人など仕事を分担しています。時々、調味料の置き場所を忘れる場合などがありますが、作業に支障はありません」(木村さん)

 仕事は13時30分終了。バスで入居先に送られる。

「かめキッチンの開店から1年経ち、認知症患者の皆さんの症状がどのように改善しているか、データの集計を始めていますが、少なくともここで働いている認知症患者は、1年前に比べて、笑顔が増えていると実感しています」(鈴木理事長)

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