検定推定統計の解釈は「ここ10年の男性の喫煙率は有意水準5%で統計学的に有意に減少している」などと、いかにも正しそうな表現で書かれます(ちなみに「有意」とは確率的に偶然とは考えにくく、意味があることを指す。「有意水準」とは統計上、ある事象が起こる確率が、偶然とは考えにくいと判断する確率のこと)。
となると、そこには主観が排除されて、客観的にも真に減少していると思いたくなります。
しかし、ここにも実は「ルール」があります。有意水準5%と書きましたが、これは「ルール」のひとつです。それが本当に客観的だと言えるルールなのか、しばらく連載の中で考えていきたいと思います。
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