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わかめは生に近い食感を楽しみながら免疫力アップ

塩蔵わかめとネギとの炒め物(右)、きゅうりとのサラダ(C)日刊ゲンダイ
保存食材(3)塩蔵わかめ

 わかめの旬は春から初夏にかけて、3~6月ごろといわれています。なので、市場に出回っている多くは塩蔵か乾燥処理をしたものです。乾燥は戻すのに時間がかかりますし、食感が軟らか過ぎる気がしますので、今回は塩蔵を使います。

 塩蔵わかめは、旬の時期に収穫したわかめをすぐに湯通しし、塩漬け処理したものです。食感は生に近いですし、何より使いやすい。調理する際の下処理は時々、冷水を取り換えながら、5分ほど塩抜きするだけです。

 わかめにはタンパク質の合成や細胞の発達などに不可欠なヨウ素をはじめ、体内の余分なナトリウムを排出するカリウム、骨の形成に欠かせないカルシウムやマグネシウム、さらにヌルヌル成分でもあるアルギン酸やフコイダンなどの食物繊維が豊富に含まれています。

 アルギン酸はコレステロール値や血圧を下げる働きがあり、フコイダンには免疫力をアップする作用があるといわれています。

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