緊急事態宣言下での家庭内トラブルを避ける「3つの方法」

ウオーク&ディスタンス!(C)日刊ゲンダイ

 ただし、「8割」という目標と、メンタルヘルスとをどう両立させるか。1億総自宅待機で誰しもフラストレーションを抱えてきます。新型コロナウイルスが流行する以前から、この国では毎日60~90人が自殺していました。4月29日の時点で、コロナ感染症の国内死亡者数は389人。自殺者数は、この数値を1週間で軽々と超えてしまいます。日本は、コロナ肺炎の死亡者数の少なさで世界中から絶賛されていますが、同時に、毎年の自殺者数がG7(先進7カ国)中で最悪で世界中から心配されてもいます。今後、緊急事態宣言の前と後とで、自殺者数がどう動くかは注目です。

 では、どうするか。現時点で3つを提案したいと思います。

①「ウオーク&ディスタンス!」、すなわち、「歩け、ただし、『者間』距離をとって!」②「家庭内でもソーシャル・ディスタンシングを!」③そして、「家を出よう、家族のために!」です。

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