次に、脱水対策で水を取り過ぎると、頻尿になり、夜間では熟眠が妨げられQOL(生活の質)が低下すること。
さらに、SGLT2阻害薬は、前述の通り、血液中の糖を積極的に尿に排出するため、痩せやすい薬でもあること。高齢者で運動習慣のほとんどない人は、体重、体脂肪の減少とともに骨格筋が減少し、フレイル(虚弱)やサルコペニア(全身の筋力や身体機能の低下)などを起こしやすくなるともいわれています。
当然ながら、いくらいい薬でも、その人に合っているかどうかを見極めて処方しなくてはならないのです。
進化する糖尿病治療法