この研究では介護施設や保健師の人数が増え、認知症患者さんに対するケアが手厚くなるほど、徘徊リスクを低減できる可能性が示されています。
認知症は薬による治療が一般的ですが、その効果は大きなものではありません。
18年、フランスでは認知症治療薬が保険適用から外されました。このことは決してネガティブな政策ではなく、治療よりもケアを重視するという方向性に切り替えたということです。日本でも、認知症は治療とケア、その両輪で考えていくことが大切だといえるでしょう。
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