「死ぬまで元気」を目指す

40代から増え始める「尿漏れ」のほとんどは体操で改善可能

毎日続けることが大事

 骨盤底筋体操のやり方はこうだ。あおむけに寝て、足を肩幅くらいに開き、両ひざを軽く立てる。肛門と尿道のあたりをキュッと締めるように力を入れ、5秒間キープしたら、体の力を抜き、40~50秒間リラックス。この一連の動作を10回1セットとして、1日2セットを目安に。慣れてきたら徐々に締める秒数や1日の回数を増やしていく。

「ほとんどの尿漏れは、この体操を続ければ改善するといわれています。とにかく毎日続ける。また、腹圧性尿失禁の原因には肥満や便秘もあります。心当たりがある人は、骨盤底筋体操だけではなく、無理のない範囲で運動を取り入れるようにしてください」

 アルコールやコーヒーは利尿作用を高めるので、取り過ぎない。食事の質や食べる時間などを見直し、体重減少や便秘改善に取り組む。そうすると、骨盤底筋体操との相乗効果が期待できるそうだ。

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